梅雨ってなぁ~に
なんや、毎日、雨やん。
よう降るにゃ~。
おばちゃんは、「梅雨や」て言うけどな
なんや、梅雨って。
美味しいもんかいなぁ~。
まぁ、ワテは、外へ出へんし、
おばちゃんも雨で
家にいてくれたら、膝にのれるし、ええやん。
ほんで、雨降りは、よう寝られるわ。
チロロは、やっぱり外へ出たいし
庭ばっか、恨めしそうに見とるわ。
はよ、家猫に慣れや、チロロ!
家は、ええで~。
美味しいもん食べられて、甘えられるしにゃ~。
けど、この頃、兄さんの機嫌が悪いねん。
ワテが、おばちゃんの膝で寝てたら
「どけどけ」って、膝を取らはるねん。
まぁ、ええけどな、
その後、ワテも取り返すしな。
兄さんの憂鬱は、
ワテは思てるけどな。
兄さん、ワテにまで、ケンカ売ってきやはるねん。
かなんにゃ~。
そしたらな、チロロまで
ワテのこと追っかけてきよるねん。
まぁ、あの子は、ワテと遊びたいのやと思うけど
本気になりよるし、チビは、困ったもんや。
オカンも、時々、ワテのお尻を嗅ぎにくるんやで。
ワテは、嗅がれたら、いややねん。
ワテは、はよう、みんなと、仲良ようなりたいねんや。
けど、おばちゃんの膝は、絶対、取ったらあかんで。